自宅編集の需要が拡大
2020年になり今までよりも自宅で編集作業することが増えてきた方も多いのではないでしょうか?今ではソフトウェアも安価になり、自宅での作業環境の構築も現実的にになってきました。今回はそんな中でも重要なモニターのお話です。
ノートパソコン1台時代からマルチモニター時代へ
仕事柄(一応、映像講師やってます)ずいぶんの間、ノートパソコン片手に飛び回っていたノマド民でした。しかし、COVID-19(コロナ)の影響で外に出る事が激減、自宅での作業が99%に。そこでだんだんと大事さがわかってきたのがモニター環境でした。セカンドモニターが欲しい!
ASUS ProArt PA27UCX-K
今回モニターの検証をするにあたり、ASUS様のご協力で最新モニターのProArt PA27UCX-Kをお借りする事ができました。このモニターを基準にお話を進めていきたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=HP0VO0A6D-I
主なスペック
- パネルサイズ: 27型ワイド
- 広色域対応:83% Rec.2020, 99.5% Adobe RGB, 97% DCI-P3 and 100% sRGB
- バックライト/パネル種類 : Mini LED / IPS
- 最大解像度:3,840×2,160(4K UHD)
- 画素ピッチ:0.155 mm
- 表面仕様:ノングレア
- 輝度 : 1000 cd/㎡ (Peak)
- 視野角:水平178°、垂直178°
- 応答速度:5ms(グレー→グレー)
- 最大表示色:約10億7374万色
- コントラスト比 : 1000 :1 (Typical)/1000000 :1 (HDR)
- ZBD保証:対応
- フリッカーフリー技術搭載
- ローカルディミング : 直下型LED(576 Zones)
- HDR (High Dynamic Range) : 対応 (HDR-10 /HLG (Hybrid Log Gamma)/Dolby Vision)
- Off-axis Contrast Optimization (OCO) Technology : 対応
セカンドモニターに求めるもの
そこでいくつかの条件を考えました。最終的に候補に上がった条件はこの辺りです。
- サイズ = 作業領域
- 性能 = 接続や色管理のしやすさ
- 価格 = 現実的な価格帯
要素1_大きさ
作業領域の広さは効率に直結します。いろんなサイズあると思うんですが自分が普段使っているノートパソコンはMacBookProの16inchモデルです。今までは外での作業が多かったので十分満足していたんですが。作業しながら調べ物とかするとどうしてもタブ切換えなどで時間がかかっていました。その為、別の常に開いていられるモニターが欲しい。候補は元々のノートパソコンのサイズよりは大きい事。折角であれば少し大きさを実感したかったので絞り込んだのがこちらのサイズ。
- 27インチ
32インチと悩みましたが自分の作業スペースのサイズ感と合わなくて圧迫感がでてしまったので(大きい部屋欲しい)最終的に27インチにしました。セカンドモニター選定の重要な要素の一つはスペックオーバーにならない事だなと思った次第です。(広い作業場だったら32インチ即決だったかも。。。)
要素2_性能
モニター性能も重要ですよね。自分が重視した点は3つあります。
- 接続方法 = シンプルにつなげる
- 電源供給 = 切り替えた時に煩わしさを減らす
- カラーマネジメント = 作業中の色を管理する
性能1_接続方法
自分の場合母艦がMBP16インチなので接続のデフォルトはType – C(TB3)になります。今回のこのPA27UCX-Kは接続端子が豊富です。
- HDMI (v2.0b) ×2
- DisplayPort 1.2
- USB Type-C
- USB3.0 Type-A x4
自分の場合直接繋げられるのはかなりありがたいです。だって直接繋げられる安心感ってあるじゃないですか?笑。そしてそこからUSB3.0 Type-Aにチェーンして他の機器をつなげることもできるので(自分の場合は音声ミキサーにつなげてます)ハブとしての役目も担ってくれます。
性能2_電源供給
違う場所から仕事部屋に戻ってサクッと作業する時に毎回ACつなげるって面倒なんですよ。本当に。。。このモニターは60Wまで給電してくれます。この60Wはネットブラウジングや書類作成など軽い作業であればグングン充電もしてくれるのでとりあえずパパッと作業するには超便利な機能です。(まぁフルパワー使うAeレンダリングとかは流石に徐々に減っていくのでそれはACつけましょう。笑)
性能3_カラーマネジメント
ここは真剣な話重要なところです。作業環境の色が間違っているとあとで悲しい事が各所で起こってしまいます。そのため他のチームが行っている色空間と合わせて作業できる機能がモニターにも必要です。このPA27UCX-Kはいろんな色域に対応しています
- Rec.2020 83%
- Adobe RGB 99.5%
- DCI-P3 97%
- sRGB 100%
もちろんRec.709にも対応しているのでいろんなケースに対応ができるのは非常にありがたいです。そしてこれからのニーズ増が考えられているHDR(BT.2100)にも対応をしています1000nitsまで輝度表示もできるはちょっと信じられないです。笑。ガンマに関してもPQ、HLG共に対応しているので幅が広がりますね。
要素3_価格
ここは生きてく上でシビアなところなんですが、自分はフリーランスなので色々と金額を気にします。フリーランスとして大事なポイントは中小事業者の少額減価償却資産を使って30万円以下にして一括経費にする。これです。なので経費にしたいフリーランスにとっては
- 30万円の壁
が存在します。その観点からもこのPA27UCX-Kは20万円台と魅力的なんです。経費大事マジ大事。
さいごに
最後は冗談のように聞こえますが本当の怖い話です(ぞわぁ。。。。ブルブル)。最後にあと一つ言えるのは安価なモニターはたくさんありますが映像制作には正確に色がでて安心できるモニターは必須です。長く一緒に戦う仲間なのでケチらない事も大事だなと思います。その分仕事とってきましょう。頑張ろう。
今回お借りしたPA27UCX-KメーカーさんのASUSさんの製品が気になる方はこちらもどうぞ!
ASUS Store : https://jp.store.asus.com/store/asusjp/ja_JP/pd/productID.5445031400
皆様がセカンドモニターを選定する時にこの記事が役に立つといいなと思っております。それでは!