linearは指定した時間からAからBに数値を変更することができるエクスプレッションです。例えばこんな感じが考えられます。
- 開始3秒から5秒までで100~0に透明度をフェードアウトさせる
- 3秒後にレイヤーを表示させる
などが可能です。では大きく分けて2つあるので早速解説していきましょう。
指定範囲で数値を等速に変動させる
linear(t, tMin, tMax, value1, value2)
はい嫌になりますね。待ってください。分解します。
- t = time。コンポジションの現在の位置の時間。時間軸以外にも数値ベースでコントロールも可能です。
- tMin = 時間の最小値(開始)
- tMin = 時間の最大値(終了)
- value1 = [time]がtMinより小さい場合は[value1]の数値
- value2 = [time]が[tmax]より大きくなると[value2]の数値
この時に現在の時間がtMin〜tMaxの間はリニアに数値が変動します(透明度ならイーズのないフェードです)速度グラフで見るとこんな感じ
仕組みがわかると毎回フェードアウト用にキーフレームを打たなくてもよくなるので覚えておくといいかもです。
特定の数値になったら変動させる(アニメーションなし)
linear(t, value1, value2)
これも分解してみましょう。画像でいうとこんな感じです
- time>3 = 現在の時間が3秒より小さい場合
- value1,value2 = 3秒を超えるまではvalue1の数値が適用され3秒を超えるとvalue2が適用される
つまり、コンポジションの時間が3 秒を超えるまでは透明度が0。超えると100になってレイヤーが出現するということになります。速度グラフではこうなってます。
使いこなしてキーフレームを減らして快適なAE生活を^^