エフェクトの中にはレイヤー座標とグローバル座標を基準とするものが混在しています。エクスプレッションをつなげる場合にこの違いをどう埋めていくかが問題になることがしばしばです。
座標の違いはこちらから
例えば円シェイプをエフェクトの放射状ワイプを適用したとします。この場合放射状ワイプはグローバル座標基準でワイプの中心が配置されますがそれだとシェイプの中央になりません。
この状態でワイプの数値を変えてもこうなりますね
その為、シェイプの中心の座標(レイヤー座標)とワイプの中心(グローバル座標)を一致させる必要があります。
取得した式をtoCompで挟む
- toComp = レイヤー座標をグローバル座標に変換
放射状ワイプのワイプの中心をシェイプレイヤーの楕円形パスの位置につなげます。このままでは座標基準が違うので明後日の数値です。その為レイヤー座標からグローバル座標に変換して戻すtoComp()を使います。丸括弧内に入れたものはグローバル座標になり数値が一致します。これで常にシェイプの中心にワイプの中心が合わさる様になりました。
ちなみにこの逆をしたい場合はfromCompが用意されています。
- fromComp = グローバル座標をレイヤー座標に変換
Tips
- toCompのCは大文字
- 厳密にはtoComp(point,time)だがtimeは省いて良い
座標変換をする際に必ず出てくるので覚えておいて損はな意図思います。
エクスプレッションを使って快適なAE生活を^^