フラットアニメーションを作る場合に「ロングシャドウ」の表現はやりたい事の一つでした。今回はロングシャドウの簡単なやり方を見てみたいと思います。
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.06.51-1024x574.png)
ロングシャドウは上の画像のように影が長い表現ですね。AEで再現する場合4つのエフェクトを適用する事で再現してみました。この記事の執筆前に @murasin
さんにシンプルな方法も教わったので合わせてまとめています。
テキストをプリコンプする
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.10.06-1024x623.png)
テキストにエフェクトをかけた場合テキストの矩形サイズまでしか適用されずロングシャドウにならないのでテキストをプリコンプしておきます。
CC Radial Blur
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.12.38-1024x570.png)
まずは[CC Radial Blur]を適用します。このエフェクトは対象レイヤーを放射状にぼかすエフェクトです。そのままでは円状にブラーがかかってしまうのでTypeを[Straight Zoom]変更します。
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.11.57.png)
[Straight Zoom]にすると直線状に伸びていくようになります。影の距離ははAmountの数値を変えると伸びていきます。
トーンカーブ
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.17.24-1024x572.png)
このままだと不透明な部分ができてしまうので不透明度を削除するためにトーンカーブ を適用し[アルファ]に切り替えて不透明度の部分を上げておきます。
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.19.06.png)
これでフラットな線になったと思います。
塗り
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.20.31-1024x572.png)
影の色を決めるエフェクトとして[塗り]を使っています。
CC Composite
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.21.21.png)
最後に[CC Composite]を適用して下のレイヤを上に表示させます。この場合はComposite Originalを[in front]にするとテキストが前に配置される感じです。
![](https://everydayskillshare.jp/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-08-23.22.43-1024x580.png)
完成
あとはCC Radial Blurのamountなどを調整して影が発生しているようなアニメーションや、Centerを動かして影の位置を動かすとらしくなります。
簡単ですね。是非試してみてください。
エフェクトを使って快適なAE生活を^^