バージョン違いや日本語/英語環境の違いでエラー出ることは少なく無いですがそれぞれのバージョンでのエフェクト表記が異なる事が原因です。代表的なものにエクスプレッション制御のスライダーがあります。
“スライダー”と”Slider”
このエフェクトはAfterEffectsは言語環境によってエフェクト名が異なります。その為に環境が変わるとエラーになってしまいます。これを手製で修正するのは骨が折れますね。
Match Nameという勇者
そんな問題を解決してくれるのがMatch Nameです。AfterEffectsが認識する共通言語です。これを使えば言語環境が変わってもエラーが出なくなります。
thisComp.layer("ヌル 10").effect("スライダー制御")("スライダー")
上はスライダー制御にレイヤーの透明度をつなげた状態です。
- スライダー制御
- スライダー
この2つが問題になります。まずスライダー制御はこのように置き換えます
thisComp.layer("ヌル 10").effect("ADBE Slider Control")("スライダー")
これでスライダー制御が共通化されました。
パラメーター番号という賢者
次は最後の”スライダー”部分です。ここはパラメーター番号を使います。
thisComp.layer("ヌル 10").effect("ADBE Slider Control")(1)
上から順に数えていくので今回は(1)となります。(一部例外ありますが。。)エクスプレッションをつなげる際にOpt(Alt)をクリックしたままつなげてもパラメーター番号になるTipsもあります。
("スライダー制御")("スライダー") = ("ADBE Slider Control")(1)
これで言語に引っ張られてエラーが出る事がなくなります。
他のエクスプレッション制御のMatch Nameエフェクト名
- 角度制御
- = ADBE Angle Control
- チェックボックス制御
- = ADBE Checkbox Control
- カラー制御
- = ADBE Color Control
- レイヤー制御
- ADBE Layer Conrol
- ポイント制御
- ADBE Point Control
Match Nameを使って快適なAE生活を^^